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モトローラの有線ブロードバンド事業、EMEA部分をコンパルが買収


ニュース 電子 作成日:2010年1月14日_記事番号:T00020370

モトローラの有線ブロードバンド事業、EMEA部分をコンパルが買収

 
 モトローラがEMEA(欧州、中東、アフリカ)市場のケーブルブロードバンド事業の、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)への売却を表明した。買収額は3億台湾元(約8億6,000万円)以下とされる。14日付経済日報が報じた。 

 同部門の運営は、コンパルと智易科技(アルカディアン・テクノロジー)が昨年、合弁で設立したネットワーク機器メーカー「鋐宝」が担当し、生産は智易科技が請け負う。当面はモトローラのブランドを使用することになる。

 これまでモトローラは、欧州市場向けのテレビ用セットトップボックス(STB)やケーブルモデム生産をコンパルに、北米市場向けを鴻海精密工業に委託してきた。コンパルのモトローラからの受注額は年間40億から50億元だったが、今回の買収後、モトローラの顧客からの受注もそのまま引き継ぐとされ、売上高は63億元まで増加するとみられる。

 コンパルは、モトローラとの関係を深めることで、長期的には鴻海から北米市場向け受注を奪いたい考えとみられる。