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中国の銀行に容認へ、金融持ち株会社への出資


ニュース 金融 作成日:2010年1月15日_記事番号:T00020388

中国の銀行に容認へ、金融持ち株会社への出資

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、中国の銀行が台湾の金融持ち株会社に出資を行う際、中国側の適格国内機構投資家(QDII)と合計で20%まで出資を認める方向で検討している。15日付経済日報が伝えた。

 金管会は銀行、保険会社、証券会社が業種の壁を越えて出資を行うことを原則として認めない方針だった。しかし、中国には金融持ち株会社が存在しないため、中国の銀行には台湾の金融持ち株会社への出資を認めることにした。

 一方、台湾の金融持ち株会社が中国の銀行に直接出資する場合の出資上限は、当初銀行の対中投資上限と同様に純資産の15%までとする計画だったが、金融持ち株会社による出資は規模が大きいため、上限を当初予定よりやや低い10~15%に設定する。また、今後中台の金融機関が株式の持ち合いを行う場合は、原則として出資先を1社に限り、複数の金融機関への出資は認めない方針だ。

 金管会は13日に関係官庁による会合で調整を行った上で、14日に金管会委員による最終確認を行い、行政院に関連規定案を提出した。