ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

銀聯カードによるキャッシング、春節前に開始へ


ニュース 金融 作成日:2010年1月15日_記事番号:T00020389

銀聯カードによるキャッシング、春節前に開始へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、台湾を訪れる中国人観光客に便宜を図るため、中国で最も一般的なデビットカード、クレジットカードの「中国銀聯カード」(チャイナ・ユニオンペイ)による台湾元現金のキャッシングを早ければ春節(旧正月)前にも解禁する方針だ。15日付工商時報が伝えた。

 台湾の主要銀行は関連規定の発表を待って、銀聯カードの取り扱いを当局に申請する構えだ。現在台湾全土には2万5,000台のATMがあるが、業界関係者は少なくとも6割のATMで銀聯カードによるキャッシングが可能になるとみている。銀聯カードは現在、中国以外では台湾を含む68カ国・地域で使用できる。

 引き出し上限額は、中国側のカード発行銀行の規定に基づき、1日当たり1万人民元(約13万3,000円)相当額が想定されている。台湾側の決済銀行は台湾銀行か兆豊国際商業銀行のいずれかとなる。

 台湾銀行業界は、中国人観光客の自由旅行が解禁されれば、銀聯カードによるキャッシングが定着し、銀行の手数料収入も増加すると期待している。