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都市地価指数、直轄市昇格効果で高い伸び


ニュース 建設 作成日:2010年1月15日_記事番号:T00020397

都市地価指数、直轄市昇格効果で高い伸び

 
 内政部地政司は14日、2009年4~9月期の都市地価指数が08年10月~09年3月期に比べ1.09%上昇したと発表した。同指数は直轄市昇格決定効果などを反映し、25県市のうち16県市で上昇し、台湾全土平均の伸び率は過去2年で最高を記録した。15日付工商時報が伝えた。

 各県市の伸び率は、MRT(都市交通システム)文湖線開通効果があった台北市(2.05%)を筆頭に、澎湖県(2.02%)、台北県(1.78%)などだった。澎湖県は昨年9月の住民投票で見送りが決まるまで、カジノ誘致への期待感が高まったことを反映したものだ。一方、台東県市など9県市は下落した。全体としては、金融危機後の下落傾向を脱し、地価は反発に転じた。

 直轄市昇格を直接反映したとみられる調査地点は、台南県永康市(5.05%)、台中県太平市(2.78%)、高雄県鳳山市(1.74%)などだった。

 地政司は1年を4~9月、10~3月の2期に分け、全国319の郷鎮区の3,000地点を対象に土地取引価格を調べ、同指数を発表している。