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牛乳小売価格、最大11%値上げ


ニュース 食品 作成日:2010年1月15日_記事番号:T00020400

牛乳小売価格、最大11%値上げ


 牛乳大手3社の統一企業(ユニプレジデント)、光泉牧場(KCデイリー)、味全食品工業は15日から、仕入れ価格上昇を受け、牛乳や乳製品などの小売価格を最大11%引き上げる。今回の値上げは消費者のみならず、食品加工業や飲食店のほか、入れたてコーヒー市場などへも影響を与えそうだ。15日付経済日報が伝えた。

 各社の値上げ幅は、▽統一、平均5%▽光泉、5~11%▽味全、平均8%──。統一は、ヨーグルトや乳飲料については値上げを見送った。

 業界関係者によると、牛乳の冬季仕入れ価格は1リットル当たり1.65台湾元(約4.7円)上昇し、コストが9%増加した。12月にまでさかのぼって適用されたが、小売価格引き上げまでのコスト増加分は自社で吸収する方針だ。

 流通業者は、牛乳のオフシーズンに当たる冬季に値上げが行われた要因として、粉ミルクから有害物質メラミンが検出された2008年の事件の後、消費者が国産牛乳を選好するようになったことや、コンビニエンスストアでの入れたてコーヒーブームなどで牛乳の需要が大幅に増加し、供給不足傾向が続いていることを挙げた。