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バックライトの大億、「新奇美」に吸収合併か


ニュース 電子 作成日:2010年1月15日_記事番号:T00020405

バックライトの大億、「新奇美」に吸収合併か

 
 15日付経済日報によると、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)が、バックライトモジュールメーカー、大億科技(ケンモス・テクノロジー)を買収し、3月1日に誕生する新・奇美電子への統合を検討しているとの観測が市場で出ている。

 観測によると、株式交換による買収総額は14日終値換算で、42億台湾元(約120億円)に達する見込みだ。この観測に対し段行建群創総経理は「単なるうわさだ」と発言、大億も「群創も奇美電子(CMO)も顧客だが、合併の話は出ていない」と述べ、両社ともに否定した。

 一方、証券会社によると大億は傘下の薄膜太陽電池メーカー、大億光能の3億8,000万元の特別損失を別会計としており、これは買収に備え、群創から要求されたものだという指摘も出ている。

 大億科技は発光ダイオード(LED)バックライトでスタンレー電気(本社・東京都目黒区、北野隆典社長)の技術支援を受け、アップルにも早くから製品を供給するなど高い競争力を備え、今後の成長が期待されている。