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台湾ビール、複数ブランドで中国市場攻略


ニュース 食品 作成日:2010年1月18日_記事番号:T00020426

台湾ビール、複数ブランドで中国市場攻略

 
 台湾ビールを生産・販売する台湾煙酒(TTL)は、今年の攻略目標を中国市場に定め、中国で販売代理業者を募るとともに、中国のビールメーカーへの生産委託などを通じ、中国市場に本格進出を図る構えだ。同社の韋伯韜董事長は「今年は中国で台湾ビールの販売量が20倍伸び、売上高は20億台湾元(約57億円)に達する見通しだ」と述べた。18日付経済日報が伝えた。

 韋董事長は「中国ではビールの小売価格が安いため、複数ブランド戦略を取ることになる」と述べ、現地生産した安価なビールと台湾から輸入したビールを別ブランドで販売する考えを示した。生産委託交渉は広東省の珠江ビールなどと順調に進んでいるという。

 また、台湾ビールの販売代理店になるには、一定の販売量を保証できることが条件になる。同社は販売地域をA区(直轄市と商業活動が盛んな都市)、B区(省政府所在地、交通の要衝)に分け、価格設定を別にするなど別のマーケティング戦略を取る方針だ。