ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾石化合成、福建省にEG工場新設を検討


ニュース 石油・化学 作成日:2010年1月18日_記事番号:T00020427

台湾石化合成、福建省にEG工場新設を検討

 
 台湾石化合成の呉澄清董事長兼総経理は先ごろ、中国福建省の海峡西岸経済区(海西特区)に一定規模以上のエチレングリコール(EG)工場の新設を検討していることを明らかにした。16日付経済日報が伝えた。

 同地区では、同社傘下の東展興業も高純度テレフタル酸(PTA)工場(年産45万トン)の設置を予定しており、グループとして化学繊維原料のラインナップを充実させたい方針だ。両工場の新設が実現すればEGとPTAを台南と福建省で生産し、台湾、中国東南沿海地区、東南アジア市場に向け効率よく供給できると見込んでいる。

 福建省の海西特区では、業界団体の台湾区石油化学工業同業公会(石化公会)が、台湾企業専用の石化コンビナート計画を進めており、台湾石化合成を含む台湾石化メーカー6社共同出資による年産80万トンのナフサ分解プラントの建設も予定されている。台湾石化合成のEG工場建設は、同プラントからの原料供給を見込んでのものだ。