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「新奇美」、ソニーからパネル大型受注か


ニュース 電子 作成日:2010年1月18日_記事番号:T00020436

「新奇美」、ソニーからパネル大型受注か

 
 18日付経済日報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、3月1日にも誕生する、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)、奇美電子(CMO)、統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)の3社合併による新・奇美電子(英文名・Chimei Innolux Corporation)が、ソニーから約500万枚に上るテレビ向け液晶パネルを受注するもようだ。昨年、ソニーのメキシコ液晶テレビ工場を買収し、北米市場向け液晶テレビ組み立てを引き継いだ鴻海精密工業が、ソニーと交渉し、今年は同工場で使用するパネルの大部分を「新奇美」から調達することで話がまとまったとされる。

 これについて奇美電は17日、「顧客と受注に関してはコメントしない」と回答した。

 ソニーのテレビ向け液晶パネルはこれまで、サムスン電子と合弁のS-LCDを主要サプライヤーとし、残りを奇美電、友達光電(AUO)から調達してきた。しかし昨年ソニーは、合弁で設置したシャープの第10世代パネル工場も新たな調達先に加え、さらに今回、鴻海との関係を通じて「新奇美」が受注を拡大するとの観測に、業界では今後のソニーのパネル調達戦略に注目が集まっている。