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日本LED照明市場で価格戦、台湾受託メーカーに恩恵も


ニュース 電子 作成日:2010年1月18日_記事番号:T00020438

日本LED照明市場で価格戦、台湾受託メーカーに恩恵も

 
 発光ダイオード(LED)照明市場では依然、高価格が普及の最大の障壁となっているが、最近日本市場ではシャープ、東芝といった大手メーカーが価格を引き下げてシェア拡大を図っており、今年もこの傾向は続く見込みだ。こうした中、日立がシャープ、東芝に対抗するため調光対応LED電球の生産を台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)に委託しており、今後日本のLED市場の盛り上がりが、台湾の関連メーカーにも恩恵をもたらしそうだ。18日付電子時報が報じた。

 LED業界関係者によると、これまで日本市場でのLED電球の販売価格は消費電力約4ワット(W)で1個約1万円だったが、昨年6月にシャープが約4,000円で発売したのを皮切りに、東芝も同様の製品をこれまでの約半額で販売し始めた。このほか、NEC、パナソニック、日立、エコリカも相次いで低価格戦略に追随し、各社とも約1億個といわれる白熱電球の買い替え商機に全力を挙げている。

 なおLED最大手の日亜化学工業は、今後LED照明価格は毎年20%以上の下落が続くとの見方を示している。