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09年公共工事執行率は91%、過去5年で最高


ニュース 建設 作成日:2010年1月19日_記事番号:T00020454

09年公共工事執行率は91%、過去5年で最高

 
 行政院公共工程委員会(工程会)の18日発表によると、2009年度の予算1億台湾元(約2億8,500万円)以上の公共工事の平均執行率は91.57%で、過去5年で最高だった。05~08年は90.12~90.69%だった。19日付工商時報が報じた。

 予算1億元以上の公共工事222項目(3,868億元)のうち、71項目は予算執行率が100%だった。内訳は、▽桃園国際空港と台北を結ぶ都市交通システム(MRT)▽台北MRT新荘線と蘆洲支線▽台湾中油の大林製油所──など。

 入札流れは08年の36%から09年は3%へと大幅に低下し、入札が成立した案件の入札金額は08年4,800億元から09年は5,690億元へと増加した。

 政府関係者によると、経済振興を目的として09年以降4年で5,000億元が公共建設に新たに投じられることとなったため、09年度の公共工事予算は5,944億元に上り、さらに10年度は6,168億4,500万元まで拡大する。また、台湾の建設業界が6,000億元規模の公共工事を請け負う能力があることは、昨年の平均執行率の高さで証明されたと指摘した。