ニュース 電子 作成日:2010年1月19日_記事番号:T00020462
世界的な景気回復を受け、中国の長江デルタ地域では労働力不足が深刻化しており、台湾系のプリント基板(PCB)メーカーは受注量のコントロールに慎重を期すとともに、あの手この手で従業員確保に全力を挙げている。19日付経済日報が伝えた。
健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)、瀚宇博徳(ハンスターボード)などは、採用時に1カ月の一時金を支給する異例の措置で、従業員の確保に努めている。また、出勤した従業員向けに毎日抽選イベントを開いたりと、従業員の引き留めに余念がない。それでも従業員が不足する場合には、労働者のレンタル雇用を図る例も出てきている。
両社を含め、定穎電子(ダイナミック・エレクトロニクス)、志超科技(TPT)などはいずれも華東地区に大規模な生産拠点を持っており、各社とも労働力不足で需要拡大に十分に対応できない苦境に立たされている。各社は春節(旧正月)で帰郷した従業員が現場復帰しない事態も懸念している。
関係者は「従業員募集が思うようにいかず、金融危機以前の労働力を回復できていない。年初は需要が好調だが、納期遅れを懸念し、全面的な受注に踏み切れずにいる」と話した。
別の関係者は「江西省で従業員を募集する際、採用時に1,000人民元(約1万3,300円)を支給するという条件を提示したが、効果は限定的だった」と語った。
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