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作成日：2010年1月19日_記事番号：T00020464
鴻海の高雄Ｒ＆Ｄ本部、６月に着工へ
19日付経済日報によると、鴻海科技集団（フォックスコン）の高雄軟体園区（ソフトウエア園区）での南部研究開発（Ｒ＆Ｄ）本部が、今年６月にも着工となる見通しだ。消息筋によると、同社は同拠点にクラウド・コンピューティング用データセンターを設置し、ＩＢＭとの提携によるクラウド分野での発展に向けたプラットフォームとする考えだ。
予定地は高雄ソフトウエア園区の北側に位置し、総面積1.85ヘクタール。19億台湾元（約54億円）を投じ、８階建てと12階建てのビル２棟を建設し、５年以内にエンジニア3,000人を投入する。昨年６月に加工輸出区との土地賃貸契約を締結していたが、計画の見直しや８月の台風８号（アジア名・モーラコット）による水害などで着工が延期されていた。
当初同本部では、遠隔ケア、セキュリティシステム管理ソフトを含む、デジタルコンテンツサービス向けソフトウエアの開発本部とする予定だったが、政府がクラウド技術推進を支援する姿勢を示していることから、鴻海はクラウド・データセンターを組み込むことを決めたもようだ。
