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台湾のFTA推進、国台弁が好意的発言


ニュース その他分野 作成日:2010年1月20日_記事番号:T00020475

台湾のFTA推進、国台弁が好意的発言

 
 中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の王毅主任は19日、中国は台湾との「両岸経済協力枠組み協議(ECFA)」締結に積極的に取り組むと改めて強調した上で、台湾と他国による自由貿易協定(FTA)締結について、「みんなにメリットがある」と初めて肯定的な見方を示した。20日付経済日報が伝えた。

 この発言は、台湾が他国のFTA締結が進まないことで世界経済の中で地位低下が懸念される中、「中国が台湾のFTA推進に干渉しないことをECFA締結の条件にすべき」いう台湾域内の声に対する間接的な反応とも取れる。

 一方、「FTA不干渉条件」を中国に求めるかどうかについて高長・行政院大陸委員会副主任委員は同日、「中華民国には自主権があり、FTA協議に中国の同意は不要だ」と反対する考えを述べた。また、中国に不干渉を要求しても、「干渉などしていない」と回答されるだけだと指摘した。