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兆豊金、中国銀行と提携へ


ニュース 金融 作成日:2010年1月20日_記事番号:T00020479

兆豊金、中国銀行と提携へ

 
 兆豊金融控股は中国進出に当たり、中国第2位の商業銀行、中国銀行と提携する方針を固めた。両岸経済枠組み協議(ECFA)の交渉の結果、中国事務所の支店昇格が認められれば提携契約を正式に取り交わす考えだ。また、財政部と行政院金融監督管理委員会(金管会)の許可が得られれば、資本提携も視野に入れている。20日付工商時報が報じた。

 双方は、▽中国に進出した台湾企業向け融資▽国際シンジケートローン▽人民元融資──の3業務で協力する方針で、このうち台湾企業向け融資では、中国銀行側が兆豊金に対し、双方が中国と台湾でそれぞれ企業の信用調査を行い、在中台湾企業の個別案件に一定の資金割合で融資を実行する方式を提案したもようだ。

 なお、資本提携について兆豊金は、双方の企業規模に大きな差があることから、中国銀行が兆豊金に出資を行う案がより可能性が高いとしている。

 金融業界の関係者によると、昨年下半期以降、中国銀行と中国工商銀行の2行が兆豊金との提携を模索したが、中国工商銀行は国泰金融控股との提携を選択したため、中国銀行と兆豊金が提携することになったという。