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三菱商事、匯豊汽車の経営から撤退へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年1月20日_記事番号:T00020483

三菱商事、匯豊汽車の経営から撤退へ

 
 三菱商事は19日までに、中華汽車工業の販売店、匯豊汽車の株式9.62%を中華汽車などに全て売却し、匯豊汽車に派遣している董事を退任させる方針を表明した。双方は株式の譲渡価格について交渉を進めている。20日付工商時報が伝えた。

 匯豊汽車幹部によると、三菱商事は世界戦略に基づき、投資先を自動車メーカーに限定する方針を固め、自動車販売店の経営から撤退することを決めたという。また、三菱商事は中華汽車の主要株主であり、匯豊汽車に重複投資する必要性はないと判断したとみられる。

 売却先は中華汽車のほか、匯豊汽車の林宏錬副董事長ら。中華汽車は約1億台湾元(約2億8,500万円)で匯豊汽車の株式を4%以上取得し、持ち株比率を現在の36.3%から40%以上に高める。中華汽車は販売網を掌握するため、2002年にオーナー家族の呂良弼氏らから匯豊汽車の株式16.6%を取得し、持ち株比率を32.9%に引き上げた後、徐々に株式を買い増していた。