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レックスチップ、今年は黒字144億元も


ニュース 電子 作成日:2010年1月20日_記事番号:T00020497

レックスチップ、今年は黒字144億元も

 
 20日付工商時報によると、エルピーダメモリ傘下のDRAMメーカー、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)は、昨年下半期に業績が右肩上がりで成長し、DRAM相場も上昇傾向にあることから、今年は利益144億台湾元(約410億円)も狙えるもようだ。

 同社の昨年第4四半期の利益は、前期の11.8倍となる34億9,000万元だった。月ごとに見ると、▽10月、7億~8億元▽11月、12億元▽12月、15億元──と上昇が続いている。第4四半期の好調で、同社の通年赤字は23億7,000万元まで圧縮された。

 今年は景気の回復傾向が維持されれば144億元の黒字となり、親会社のエルピーダおよび大株主の力晶半導体(PSC)にそれぞれ102億元、45億元の利益を還元できる見込みだ。エルピーダはレックスチップから全製品を供給されており、転売による利益も期待できるという。

 なお、レックスチップはエルピーダと力晶の合弁企業だが、力晶は2008年末からの業績悪化に伴い出資比率を30%にまで落としている。工商時報は、今後、レックスチップの持ち株比率について2社間で交渉が行われる可能性を指摘している。