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台湾中油の火災保険入札、国泰産物保険が落札


ニュース 金融 作成日:2010年1月21日_記事番号:T00020506

台湾中油の火災保険入札、国泰産物保険が落札

 
 台湾中油の火災保険公開入札が20日に行われ、国泰産物保険が1億3,000万台湾元(約3億7,000万円)の保険料で契約を獲得した。保険金額はこれまでの3,194億元から3,600億元に引き上げられたため、保険料率は約0.00036%で、中油の火災保険契約としては過去最低となった。21日付経済日報が伝えた。

 入札には国泰産険のほか、富邦産物保険、兆豊産物保険、三井住友海上系の明台産物保険が参加した。今回の入札は台湾損保業界で今年最大の契約案件として注目された。昨年は富邦産険が0.00046%の保険料率で受注していた。

 台湾中油の火災保険は、製油所、ガソリンスタンド、原料などの財産保険、機械の損害保険などから成り、製油所は万一大型事故が発生した際の保険金支払額が巨額となるため、業界では高リスクの契約とされる。保険金額が引き上げられたため、保険料は上昇が見込まれていたが、業界では国泰産険が保険料率を大幅に引き下げて契約を獲得したことが話題となっている。