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カルフール、今年3〜4店新規オープン


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年1月21日_記事番号:T00020510

カルフール、今年3〜4店新規オープン

 
 量販店最大手、家楽福(カルフール)は、15億台湾元(約43億円)を投じて淡水(台北県)本部の建て替えを決定した。ロシア、日本市場からの撤退を決めたカルフールが、台湾カルフールで保有する60%株式を譲渡し、経営権を手放すとの観測が出る中、これを払しょくする狙いがあるとみられる。台湾カルフールはまた、今年3~4店舗をオープンさせると表明し、台湾投資を継続する姿勢を示した。21日付経済日報が報じた。

 台湾カルフールは昨年、既存店舗の売上高が11.8%減と、過去5年で最悪の減少幅を記録。新規店舗の売上高を含めても0.9%のマイナスと、同業他社に比べ大きな落ち込みとなった。

 量販店密度が高く、小売業者間の競争の激しい台湾市場でカルフールは、急速に店舗網を拡大することで損失を抑えてきたが、昨年は景気低迷により店舗展開を減速していた。

 昨年6月に就任したパトリック・ガナイエ総経理は、業績の立て直しに向けて緊縮政策を採って粗利益の確保を図る考えで、マーケティング予算を5%、少なくとも5億元以上の広告費をカットしたと伝えられている。