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台北市、「豪邸税」導入へ物件精査


ニュース 建設 作成日:2010年1月21日_記事番号:T00020512

台北市、「豪邸税」導入へ物件精査

 
 台北市は高級不動産物件を対象に房屋税(建物固定資産税)の加重課税を導入する方針を固め、台北市税捐稽徴処が課税対象物件の精査作業に入った。今年8月の不動産評価委員会で審議を行い、来年7月1日から導入する構えだ。実際の納税は2012年5月の納税通知書送付時となる。21日付経済日報が伝えた。

 税捐稽徴処は今月中に台北市12行政区の高級不動産に関する資料収集を終え、「豪邸」と定義される物件をリストアップする。その上で、関連機関から物件の建築資料を取り寄せ、両者を比較した上で、最終的に課税対象物件を決定する。同処では課税対象物件が少なくとも5,000戸あると見込んでいる。

 謝松芳・税捐稽徴処長は「今後は街路別の房屋税の加算率(路税率)を調整していく。各区の地価上昇には差があるため、房屋税は最大3倍上昇するケースもあり得る」と述べた。