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工業用紙・アート紙大手2社が2月に再値上げ 【図】


ニュース その他製造 作成日:2010年1月21日_記事番号:T00020515

工業用紙・アート紙大手2社が2月に再値上げ 【図】

 
 正隆紙業、永豊餘造紙の製紙大手2社は、1月に続き、工業用紙およびアート紙を2月中旬に値上げすると表明した。国際製紙原料価格の急速な上昇が理由だ。値上げ幅は、工業用紙で10~15%上昇となる1トン当たり2,000台湾元(約5,700円)、アート紙は5%以上となる見通し。21日付蘋果日報が報じた。
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 国際パルプメーカーで冬季オフシーズンに入ったこと、および今年に入ってからの天候異常が製品輸送に影響を及ぼし、工業用紙の主要原料となる米国からの輸入古紙価格は、1月初めの1トン220米ドルから現在255米ドルまで15.9%急上昇している。台湾域内の古紙価格も最近、以前の1キログラム4.5~5台湾元から20~33%上昇し6元(約17円)を突破した。

 アート紙も国際パルプ価格が2月に30米ドル上昇する見込みとなっていることから値上げ圧力が強まっており、1月に5%の値上げを行った永豊餘は引き続き2月も値上げすることを決めた。

 このほか、100%バージンパルプを使用する家庭用ティッシュの卸売価格もわずかながら上昇を見せており、今後小売価格に影響が出るとみられる。