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中鋼の台湾市場向け価格、3月は平均4.92%値上げ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年1月21日_記事番号:T00020516

中鋼の台湾市場向け価格、3月は平均4.92%値上げ【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)は20日、台湾市場向け熱延、冷延、鋼板、棒線、溶融亜鉛めっきコイルなど6製品の3月オファー価格について、1トン当たり918~1,803台湾元(約2,600~5,150円)、平均4.92%(1,011元)の引き上げを決定した。21日付工商時報が伝えた。
 
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 鍾楽民・同社執行副総経理は値上げの理由について、「上昇する国際相場との価格差を抑えるためと鉄鉱砂や石炭など国際原料価格が大幅上昇しているため」と説明した。世界経済の景気回復に伴い中国を筆頭に鉄鋼製品の生産量が増加し、原料価格高騰につながっているという。

 中鋼傘下の中鴻鋼鉄や、めっき鋼および焼付鋼大手の燁輝企業、盛餘(SYSCO)といった川下メーカーも台湾市場向け製品の値上げに追随し、増収増益を図るもようだ。

 なお、中鋼の張家祝董事長は19日、陳源成総経理の後任人事について、同社の元業務副総経理で、先ごろまで華新麗華(WALSIN)の精密材料事業群総経理を務めた鄒若斉氏が内定したことを明らかにした。22日の臨時役員会で正式決定する見通しだ。