宏達国際電子(HTC)は昨年12月の台湾携帯電話市場で、販売台数シェアが2.7%の7位に上昇した。販売額シェアは7%で6位。スマートフォン人気が同社のシェア上昇に貢献している。21日付経済日報が報じた。
12月の販売台数シェアは、首位はノキアの27.5%、次いでサムスン電子22.3%、ソニー・エリクソン17.8%となった。販売額シェアの首位はソニー・エリクソンで23.5%。次いでノキア22.7%、サムスン15.2%で、iPhone人気のアップルが14.1%の4位に躍進した。
昨年通年の平均販売台数シェアは、ノキアが29.9%、ソニー・エリクソン20.3%、サムスン19.5%。通年の平均販売額シェアは、ノキアとソニー・エリクソンが27.0%で並び、次いでサムスンの13.4%となった。
台湾市場の昨年通年の携帯販売台数は704万台で、総販売額は251億400万台湾元(約717億5,000万円)。1台当たりの平均販売価格(ASP)は3,565元だった。HTCのASPは1万3,131元。アップルのiPhoneのASPは1万3,500元だった。
携帯電話販売業者によると、昨年は販売されたスマートフォンは携帯10台に対し約1.2台の割合だったが、今年は2~2.5台水準が見込める。一方、スマートフォンの今年の通年ASPは1万2,000元以上を維持できる見通しだ。