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シンテックのタッチパネル、オールインワンPC向けに注力


ニュース 電子 作成日:2010年1月21日_記事番号:T00020522

シンテックのタッチパネル、オールインワンPC向けに注力

 
 瀚宇彩晶(ハンスター)傘下のカラーフィルター(CF)メーカー、和鑫光電(シンテック・フォトロニック)はタッチパネルの月産能力を、第3四半期に10万枚(ガラス基板ベース)まで増強すると表明し、その上で今後はオールインワン(モニター一体型、AIO)パソコン向け大型製品で商機を狙う方針を示した。21日付工商時報が伝えた。

 シンテックはタッチパネルメーカーへの転身を積極的に図っており、月産能力約11万枚の南部科学工業園区(南科)第5.3世代工場では、年内にラインのすべてをCFからタッチパネル生産に切り替える予定だ。さらに中国の南京工場でタッチパネルモジュール量産準備も進めている。

 張文毅同社董事長は「今年は携帯電話とノートPCでタッチパネル搭載率が引き続き高まるとみられるが、AIO向けはさらに大きな応用先市場となる」との期待感を示した。また、「AIOへのタッチパネル搭載率は、今年世界で3割程度だが、来年は6割に高まり、21.6インチや26インチなど大型製品が主力となる」との予測を示し、同社もこの商機獲得を狙うと述べた。