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母乳哺育条例案、公共スペースに授乳室設置義務


ニュース 社会 作成日:2010年1月22日_記事番号:T00020531

母乳哺育条例案、公共スペースに授乳室設置義務

 
 行政院は21日、公共の場で母親が乳児に授乳しやすい環境を整えることで、母乳による育児を促進することを目的とする「公共場所母乳哺育(ほいく)条例」案を閣議了承した。22日付中国時報が伝えた。

 それによると、一定面積を超える政府機関、政府系企業、百貨店、公共交通機関などの公共スペースには授乳室の設置が義務付けられる。また、女性が公共スペースで授乳することを禁止したり、授乳時に退去を求めたりした場合には、6,000~3万台湾元(約1万7,000~8万5,000円)の罰金が科される。

 授乳室の設置義務付けは、政府機関や政府系企業の事業所の場合で面積が500平方メートル以上、鉄道駅、空港、都市交通システム(MRT)乗り継ぎ駅の場合で1,000平方メートル以上、百貨店の場合は1万平方メートル以上が対象となる。授乳室設置は同条例施行から1年以内に完了しなければならず、違反者には同様に6,000~3万元の罰金が科される。