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作成日:2010年1月22日_記事番号:T00020534
3K職場の外国人雇用、上限35%に引き上げ
経済部工業局と行政院労工委員会(労委会)はこのほど、景気回復で製造業における人材需要が高まっていることを受け、「きつい、危険、汚い」といういわゆる「3K職場」で外国人労働者の雇用を従業員全体の35%まで認める方針を固めた。22日付工商時報が伝えた。
全従業員に占める外国人従業員の比率は、業種ごとに現在の3段階制(15%、18%、20%)から5段階制(10%、15%、20%、25%、35%)に改め、3K職場では35%まで外国人の雇用を認める一方、ハイテク産業では上限を10%に抑える案が有力だ。染物、熱処理、鋳造、鍛造、石材などの3K職場では労働力の不足が顕著で、労委会はこれら業種で規制緩和に応じる方針を固めた。労委会外労政策協調諮詢小組は来週にも第8回会議を開き、今年の外国人労働者受け入れ枠を検討する。
労委会はまた、3K職場で外国人労働者の3交代勤務を再び解禁する方向でも検討を進める。労委会は金融危機による雇用情勢悪化を受け、3交代制職場への外国人労働者割り当て申請の受付を中断し、台湾人労働者の雇用機会確保を図ってきた。しかし、雇用情勢改善を受け、3K職場に限り、外国人の3交代勤務を認めることにした。