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中台間での中継貨物輸送解禁、交渉議題に


ニュース 運輸 作成日:2010年1月22日_記事番号:T00020538

中台間での中継貨物輸送解禁、交渉議題に

 
 交通部は21日、中台間で3月にも行われる海運直航交渉で、国際航路に就航している中台船籍の船舶が国際中継貨物を扱うことを解禁する方向で検討を進める方針を明らかにした。22日付経済日報が伝えた。

 中国側はまた、欧米航路に就航する母船が中台の港湾に寄港し貨物も積載することにも前向きの意向を示しているという。台湾側の思惑通りに交渉が進めば、台湾系海運会社にはコスト面、航路設定の柔軟性などでメリットが大きい。

 中台の業界窓口機関である台湾の台湾海峡両岸航運協会と中国の海峡両岸航運交流協会は、3月にも交渉を予定している。今回の交渉では輸送枠の拡大も議題となる見通しで、台湾側は現在の船舶数ベースではなくトン数ベースで輸送枠を設定するように要求する意向だ。

 台湾交通部関係者は「船の大小でトン数が異なるので、トン数を輸送力計算の根拠とするのが合理的だ。コンテナ船、ケミカルタンカー、旅客船を輸送力規制の対象とし、ばら積み船は規制対象に含めない」と述べた。