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作成日:2010年1月22日_記事番号:T00020551
マザーボードQ1出荷、各社見通し分かれる
今年第1四半期のマザーボード出荷量について華碩電脳(ASUS)と技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)は、インテルのデスクトップパソコン向けチップセット「H55」「H57」の出荷が始まったこと、および重要市場である中国で好調な需要が維持されていることから、最高で前期比10%前後増加するという楽観的な見通しだ。一方、ミドル・ローエンド製品を主力とする微星科技(MSI)と精英電脳(ECS)は、オフシーズンの影響により前期比5~10%減と慎重な見方を示し、大手4社で見通しが分かれた格好となった。22日付電子時報が報じた。
欧米に代わり世界最大のマザーボード市場に成長しつつある中国で、ギガバイトとシェアトップの座を争うASUSは、第1四半期の出荷枚数が前期比4~10%増の520万~550万枚、第2四半期は650万枚、通年では2,500万枚を見込む。中国市場向けはこのうち830万枚を占めると予測している。
ギガバイトも、第1四半期出荷は前期比約10%増の400万枚、通年ではブランド製品で1,700万~1,800万枚を見込む。
一方、ECSは同期、ブランド製品出荷が前期比10%減の180万枚、MSIも良くて横ばいと予測している。