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部品メーカーで深刻な人手不足、ノートPC出荷に悪影響


ニュース 電子 作成日:2010年1月22日_記事番号:T00020552

部品メーカーで深刻な人手不足、ノートPC出荷に悪影響

 
 ノートパソコン部品メーカーの中国・華東および華南地区の工場で、人手不足が深刻で受注に対応し切れない状況が続いている。春節(旧正月)前の離職が増えている上、春節で帰郷した労働者が戻らず、2月中旬以降に問題がより深刻化することも懸念される。今年第1四半期のノートPC業界は例年よりも好調だが、労働者不足の悪影響が及ぶ可能性が指摘されている。22日付経済日報が伝えた。

 人手不足に陥っているのは、ヒンジ大手の新日興や兆利科技工業(JARLLYTEC)、散熱モジュールの超衆科技や双鴻科技(Auras)、協禧電機(ADDA)など。証券会社は筐体(きょうたい)メーカーにも問題が波及するとの懸念を示している。

 ある部品業者は、人手不足さえなければ1月は前月比1~2割の出荷成長率が見込めるものの、現実には横ばいまたは小幅成長がやっとだと語る。

 経済日報によると、中国は内陸部の開発が進むにつれ、沿海部での人材確保がより困難になっている。今後迎えるハイシーズンにはより厳しい人手不足に陥る可能性もあるという。