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ファウンドリーの受注旺盛、納期は12週間以上に


ニュース 電子 作成日:2010年1月22日_記事番号:T00020554

ファウンドリーの受注旺盛、納期は12週間以上に

 
 22日付電子時報によると、台湾のあるIC設計業者がこのほどファウンドリーから、納入期限の12週間前までに発注を行わないと、十分な供給量を保証できないとの通知を受けたという。海外のIDM(垂直統合型の半導体メーカー)や大手IC設計業者が第2四半期向けに大規模な発注を行っていることが背景にあり、ファウンドリーの生産能力を顧客が奪い合う状況となっているもようだ。

 ファウンドリーは例年第1四半期がオフシーズンに当たるが、今年は受注が旺盛で設備稼働率も高水準を維持している。

 特に海外IDMは景気の変動リスクを軽減するため、自社で生産能力を拡張せず、外部への委託生産を拡大する戦略を採っており、これがファウンドリーの稼働率上昇につながっている。

 あるファウンドリーによると、末端市場では特に、携帯電話や情報通信ネットワーク関連メーカーが在庫補充に積極的だという。こうした製品では先進製造プロセスの需要が高く、65、45ナノメートルなどのプロセスによる生産では、顧客を待たせる状況となっているという。