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パンダ不人気、見学者予想の6割にとどまる


ニュース 社会 作成日:2010年1月25日_記事番号:T00020560

パンダ不人気、見学者予想の6割にとどまる

 
 台北市立動物園がパンダの「団団」「円円」を中国から迎えて24日で満1年となったが、この間の見学者は365万人と、動物園の当初予想の600万人の6割の水準にとどまったことが分かった。キングペンギンの1年目の636万人、コアラの同433万人をも下回る数字で、中国の政治的意図が見え隠れすることもあって、パンダは台湾でブームを巻き起こすには至らなかったようだ。25日付自由時報が報じた。
 
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24日は1周年の記念行事も小規模ながら行われた。政治対立をよそにパンダは元気そのものだ(24日=中央社)
 
 これについて野党・民進党の台北市議会議員、徐佳青氏と呉思瑤氏が24日記者会見を開き、「パンダバブルははじけた」と主張。パンダ館の建設などパンダには3年で9,478万台湾元(約2億6,600万円)の予算が投じられる一方で、キングペンギンには年間636万元、コアラには433万元、その他の動物にははるかに少ない額しか支出がなされないとして、動物園側に予算の適正な配分を求めた。

 これに対し動物園側は、昨年の入場料収入は1億3,000万元へと増加して、パンダ効果はあったとした上で、パンダ関連の予算は園内遊覧車の補修やマルチメディア機器の設置など、他の用途にも使われているなどと反論した。