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ワクチン接種後に罹患、高3生が新型インフルで死亡


ニュース 社会 作成日:2010年1月25日_記事番号:T00020561

ワクチン接種後に罹患、高3生が新型インフルで死亡

 
 国立台中第二高級中学(高校)3年の盧姓の学生が昨年12月15日に新型インフルエンザ(H1N1)のワクチンを接種した後、今年1月3日に全身に赤い発疹が生じるなどの反応が出て、新型インフルへの感染が確認された後、22日に死亡した。ワクチン接種後に新型インフルにかかって死亡したのは台湾で初のケースとみられ、行政院衛生署疾病管制局では詳しい状況の調査に当たるとしている。24日付自由時報が報じた。

 この学生は今月6日に家族に連れられて病院で診察を受けた際は、新型インフルの感染検査を行ったものの陰性で、陽性が確認されたのは12日になってからだった。13日に台大医院に転院した際は意識がはっきりしていたが、20日に42~43度の高熱が出て呼吸ができなくなり、22日に亡くなった。

 施文儀・衛生署疾病管制局長は学生が感染した原因について、「一般的にはワクチン接種後21日~1カ月で体内に抗体ができるが、この学生は接種後19日目に高熱が出たことから、恐らく抗体が不足していたとみられる」と語った。

 台湾の新型インフルによる死者はこれで38人となった。