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炎洲と亜洲化学、生産能力・拠点を拡大へ【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年1月25日_記事番号:T00020570

炎洲と亜洲化学、生産能力・拠点を拡大へ【表】

 
 プラスチック包装材料大手の炎洲は今後、昨年傘下に収めた亜洲化学(エーケム・テクノロジー)とともに、生産能力や拠点を拡大し、シェア向上に努める。李志賢炎洲董事長は、2011年までに同社の設備投資を30億台湾元(約84億円)まで引き上げ、中国と台湾での生産能力を20%増加させると表明した。また、現在ビニールテープで中国最大手となっている亜洲化学も今後、同国の拠点を10カ所から20カ所に拡大する。25日付工商時報が伝えた。
 
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 炎洲は現在、2軸延伸ポリプロピレンフィルム(BOPP)生産ラインを中台2本ずつ保有しているが、これを各1本ずつ増やす。中国寧波工場の新ラインは今年6月に量産開始予定で、台湾の新ラインは来年の稼働を見込む。

 今年の業界景気について李董事長は、「石油など原料価格上昇や景気回復で、価格や需要の伸びが見込まれ、炎洲の昨年比10%増収は問題ない」と楽観的な見方を示した。また、亜洲化学についても拠点拡大により、売上高が10%以上成長すると見込んでいる。