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ダクソン、光ディスク事業から撤退


ニュース 電子 作成日:2010年1月25日_記事番号:T00020573

ダクソン、光ディスク事業から撤退

 
 明基友達集団傘下の光学材料メーカー、達信科技(ダクソン・テクノロジー)は22日、光ディスクの生産から撤退し、関連設備を錸徳科技(ライテック)に5億台湾元(約14億円)以内の価格で売却すると発表した。今後は光学フィルムと高分子化学合成材料に経営資源を集中する。23日付経済日報が伝えた。

 ダクソンはまた、第三者割当増資で4億4,000万元の資金調達を行うことも明らかにした。

 ダクソンは「光ディスク生産設備の売却収入は偏光板、光学フィルムの研究開発(R&D)と生産に対する投資に充てる。電子化学分野に特化することで、台湾で偏光板トップ企業の座を固めたい」と説明した。

 市場調査会社ディスプレイサーチによると、ダクソンはLG化学、日東電工、住友化学に次ぐ世界4位の偏光板メーカーで、生産能力は年270万~285万平方メートル。ダクソンは設立当時、光ディスクを主力事業としていたが、最近は光学フィルム分野へと業務シフトを進めていた。