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作成日:2010年1月25日_記事番号:T00020574
通信キャリアのスマートフォン調達、今年倍増の100万台以上へ
25日付電子時報によると、台湾の通信キャリアによる今年のスマートフォン調達は100万台以上へと、昨年の約60万台から倍増に迫る見通しだ。携帯電話全体の調達規模を700万台とすると、スマートフォンが占める割合が初めて1割を超えることになる。
中華電信は今年、米アップルのiPhone、グーグルのモバイルプラットフォーム「アンドロイド」搭載機種など、スマートフォン調達40万台を見込む。携帯全体の調達計画200万台(前年比10%増)の20%を占める見通しだ。
昨年第4四半期にアンドロイド機種を投入した遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)も今年、携帯調達120万台の2割以上をスマートフォンに充てる計画だ。
台湾大哥大(タイワン・モバイル)は今年、携帯調達130万台(前年比10%増)のうち、スマートフォンが15%、20万台を占める見込みだ。
自社ブランドのアンドロイド機種をこのほど発売した威宝電信(ビボテレコム)は今年、スマートフォン調達20万台が見込まれる。亜太電信(アジア・パシフィック・ブロードバンド・テレコム)も、今年導入を計画する3.5G(第3.5世代)データ通信規格、EV-DO(Evolution Data Only)がスマートフォン需要を喚起しそうだ。