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クアンタ、ASUSからの受注獲得に意欲


ニュース 電子 作成日:2010年1月25日_記事番号:T00020577

クアンタ、ASUSからの受注獲得に意欲

 
 25日付工商時報によると、ノートパソコン受託生産大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は、華碩電脳(ASUS)からの受注獲得に乗り出す方針に転じた。ASUSが、傘下で受託生産を担う和碩聯合科技(ペガトロン)との経営分離(スピンオフ)を確定したため、競合関係が解消されると判断したもようだ。

 ASUSは今年、低価格ノートPC(ネットブック)、Eee PCの出荷台数で2,000万台を突破し、東芝を抜いてノートPC世界4位に浮上することを狙っており、生産委託先を拡大する必要性が高まっている。ASUSは、EMS(電子機器受託生産サービス)の鴻海精密工業に加え、ODM(相手先ブランドでによる設計・製造)のクアンタをパートナーとすることで、研究開発(R&D)力が増し、製品の競争力が向上すると期待される。

 ASUSは2年前にペガトロンを分社化した際にも、クアンタに生産委託を打診したが、クアンタはASUSのライバル、宏碁(エイサー)から受注していた上、当時問題だった部品の供給不足が解消した途端に、ASUSが発注を取り消す恐れがあると判断し、ASUSからはオールインワン(モニター一体型、AIO)PCを引き受けるのみにとどめていた。