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作成日：2010年1月25日_記事番号：T00020582
ウエハー対中投資緩和、12インチは対象外
経済部はこのほど、半導体分野や液晶パネル分野での対中投資規制緩和方針を馬英九総統に報告した。規制緩和のレベルは業界の予想を下回るもので、12インチウエハー工場の新設に対する投資は認めない方針が固まった。25日付工商時報が伝えた。
経済部は通算３カ所目となる８インチウエハー工場の新設申請を引き続き受け付けるほか、既存ウエハー工場に対する出資を解禁する方針だ。政府・与党幹部は、規制緩和が小幅にとどまることについて、「総統府と行政院には中台間の経済貿易政策で漸進的な戦略を採るとの共通認識があるためだ」と説明した。
液晶パネルも投資解禁リストに含まれているが、台湾で同等の投資を行うこと、技術に２世代以上の差があることなどが条件となる見通しだ。
呉敦義行政院長は年頭記者会見で、対中投資の管理規範を今月中に発表するとしていたが、施顔
祥経済部長が25日から馬総統の中南米歴訪に同行することなどから、今月中の発表は難しいとの見方が強まっている。
