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総統警護のエリート部隊、警備員のアルバイト発覚


ニュース 社会 作成日:2010年1月26日_記事番号:T00020590

総統警護のエリート部隊、警備員のアルバイト発覚

 
 総統の警護などに当たるエリート部隊、憲兵特勤隊の隊員が1日2,500台湾元(約7,000円)の報酬で株主総会の警備員を務めていたことが分かった。軍人のアルバイトは規定で固く禁じられている上、こともあろうにエリート部隊が民間警備員を兼ねていた事態に軍紀の緩みを指摘する声が上がっている。26日付蘋果日報が伝えた。

 報道によると、憲兵隊の退役幹部が民間警備会社の天鷹保全に転職後、昨年8月に憲兵特勤隊の現役隊員を「動員」して、台湾高速鉄路(高鉄)の株主総会で警備に当たらせていた。退役幹部は「きょうは誰が休みか」と部隊に問い合わせ、上官もアルバイトを黙認していた。

 憲兵司令部は問題の隊員2人を戒告処分とするとともに、部隊勤務から外した。また、上官の特勤隊長を副隊長に降格した。

 憲兵特勤隊は憲兵司令部直属で、主に総統周辺の警護、テロ対策などの任務に当たっている。柔道、テコンドー、逮捕術などに優れ、「夜鷹部隊」の異名を持つエリート部隊として知られる。