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中鋼の09年利益、年33%減も予測上回る【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年1月26日_記事番号:T00020604

中鋼の09年利益、年33%減も予測上回る【図】

 
 中国鋼鉄(CSC)の25日発表によると、2009年通年の同社利益は201億6,000万台湾元(約570億円)で前年比33.36%減となったものの、市場予測を上回った。第4四半期、原料調達契約による損失の一部解消や業務外投資による利益により、同期税引き前利益が前期比62.02%増の179億500万元と大幅に伸び、これが通年利益を押し上げた。26日付工商時報が伝えた。
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 鍾楽民執行副総経理は、昨年利益が予測を上回った要因としてこのほか、▽鉄鋼製品価格の上昇▽原料コストの低下▽第3高炉保守作業完了による生産能力の回復――などを挙げた。

 09年通年の同社の生産量など業績は、▽鉄鋼製品生産量、782万2,031トン▽同販売量、810万8,605トン▽売上高、1,654億900万元(前年比34.27%)――。

 今年上半期の見通しついて鍾執行副総経理は、「第1高炉が既に大規模修理に入っており、生産量の減少に減価償却費の圧力が加わる」と慎重な見方を示した。さらに「鉄鉱石などの原料価格が3割上昇するとの観測もあるが、上昇幅がどの程度になるかが上半期の利益を左右する」と指摘した。