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業強科技、日本からバイオエタノールの技術導入


ニュース その他製造 作成日:2010年1月26日_記事番号:T00020605

業強科技、日本からバイオエタノールの技術導入

 
 ヒートパイプや電子部品を生産する業強科技(YCTC)は25日、日本の環境関連企業、マザーコスモ(本社・滋賀県甲賀市、山中敏男社長)からセルロース由来のバイオエタノールの生産技術を取得すると発表した。26日付蘋果日報が伝えた。

 業強科技は3月末をめどに中国河南省でバイオエタノールの生産を開始し、初期は日産1トン、下半期からは同25トンの生産を予定している。バイオエタノールを含む新エネルギー事業は子会社が担当する。マザーコスモの技術は植物系廃棄物(稲わら、刈草、廃材など)をバイオエタノールに変えるもので、食糧需給と競合しない原料を使用するのが特徴だ。

 一方、本業のヒートパイプ事業では、景気回復でパソコン排熱用パイプの需要が高まり、今月から広東省東莞工場が操業を再開。4月には江蘇省昆山工場で量産再開を予定している。日系ヒートパイプ企業の経営破綻(はたん)で、発注が同社にシフトしたことも追い風だ。中国の工場では労働者不足で生産を抑制しており、需要が生産能力を20~30%上回る状態となっている。