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作成日：2010年1月26日_記事番号：T00020606
芳香剤・洗剤の花仙子、江蘇省に工場新設へ
家庭用の芳香剤・掃除用洗剤大手メーカー、花仙子（FARCENT）は、400億米ドルを投じて中国江蘇省太倉市に工場を新設する。完成は１年後の予定。中国での新工場設置は、中国内需向け生産能力の増強のみならず、今月から中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）間で始まったゼロ関税措置が、台湾メーカーにとって東南アジア市場向け輸出で大きな障壁となることが背景にある。26日付工商時報が伝えた。
同社は既に10年以上前から福建省アモイ市に工場を構えている。ただ生産能力に限りがあり、出荷先はほぼ華南市場のみにとどまっている。近年の中国内需市場の急成長、特に華東地区の購買力が驚異的な伸びを見せていることから、江蘇省工場の設置を決めたという。このほか、既に流通ルートを開拓しているタイやマレーシアなどにも、新工場から製品を供給する考えだ。
