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新型インフルの第二次流行終息、衛生署が宣言


ニュース 社会 作成日:2010年1月27日_記事番号:T00020619

新型インフルの第二次流行終息、衛生署が宣言

 
 行政院衛生署は26日、新型インフルエンザ(H1N1)の第二次流行が終息したと宣言した。春節(旧正月)後に流行状況に変化がなければ、さまざまな感染防止措置を早ければ3月末にも解除する。新型インフルエンザワクチンは900万回分、27億台湾元(約75億円)相当が余るとみられ、友好国に無償供与する方向で検討する。27日付自由時報が伝えた。
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張上淳・衛生署副署長は「流行は既に谷底の谷底になったが、春節の時期に感染しないためにもワクチンを打ってほしい」と呼び掛けた
(26日=中央社)

 
 衛生署疾病管制局の郭旭崧局長は「北半球の新型インフルエンザ流行は下火となりつつあり、台湾での流行状況も徐々に改善している」と述べた。ただ、春節期間中には人の移動があるため、第三次流行が起きる可能性もあるとし、当面は監視体制を維持する方針を明らかにした。

 新型インフルエンザは昨年5~6月の第一次流行に続き、昨年7月からこれまでが第二次流行と位置付けられている。これまで新型インフルエンザに感染した人は65万人と推定され、ワクチン接種者は511万人に達した。

 衛生署は第二次流行の終息がウイルスの消失を意味するわけではないとし、2月1日から13日まで台北駅や主要空港などで希望者にワクチン接種を行う方針だ。