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モーテック董事長、「今年は利益大幅成長」


ニュース その他製造 作成日:2010年1月27日_記事番号:T00020633

モーテック董事長、「今年は利益大幅成長」

 
 太陽電池セル最大手メーカー、茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)の左元淮董事長は26日、「当社の生産ラインは現在フル稼働で、今年は生産能力、利益ともに大幅成長する見込みだ」と語り、「今年は太陽電池業界にとって良い年になる」と楽観的な見通しを示した。27日付経済日報が伝えた。

 同社は同日、臨時株主総会を開催し、台湾積体電路製造(TSMC)による出資受け入れを正式に承認した。

 左董事長は「TSMCからの出資により、南部科学工業園区(南科)の第5工場、および中国江蘇省・昆山工場の生産能力を強化し、年産能力を1GW(ギガワット)まで増強する」と説明した。また、モジュール分野にも進出し、TSMCが太陽光発電システムに参入した際には、製品の大量供給を行う計画だ。

 このほか、太陽電池原料のシリコンウエハーなどの川上から、モジュールなど川下までの垂直統合を他社に先駆けて進め、競争力を高める方針も示した。

 左董事長はまた、ドイツで太陽光発電向け政府補助金の大幅削減が打ち出され、業界への悪影響が懸念されていることについて、「下半期に一定の影響はあるが限定的」と語った。