ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

オートミルク市場、泰山も参入


ニュース 食品 作成日:2010年1月27日_記事番号:T00020634

オートミルク市場、泰山も参入

 
 食品製造やコンビニエンスストア展開を行う泰山企業はこのほど、「泰山GOOD燕麦」を発売し、オートミルク(オート麦から作った代替乳飲料)市場に参入した。鄒信南同社総経理は「競争の激しい同市場で競り勝つため、特に大粒で高繊維質なオート麦を使用、市場で唯一直接加熱の可能な商品を開発した」と語った。サラリーパーソンの朝食市場をターゲットとして今年、1億7,000万台湾元(約4億7,600万円)の売り上げを狙う。また、今後も穀類を材料としたシリーズ製品を発売する予定だ。

 オートミルク市場は、愛之味が先駆けとなり2008年に発売した製品が好調で、統一企業(ユニ・プレジデント)、佳格食品(クエーカー)も相次いで参入している。さらに、今後は味全食品工業や光泉牧場(KCデイリー)も参入予定で、競争のさらなる激化が予想される。

 統一は同市場について「手応えは非常に良く、また豆乳市場などの需要を奪うことなく新しい消費者層を生み出した」と分析。一方、愛之味は「今年も新たなフレーバーの商品開発に取り組むが、参入業者の増加で急成長は難しい」とみている。