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台プラ第6ナフサプラント、環保署が総点検実施へ


ニュース 石油・化学 作成日:2010年1月27日_記事番号:T00020636

台プラ第6ナフサプラント、環保署が総点検実施へ

 
 行政院環境保護署(環保署)は26日、環境評価委員を集めて台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮)関連開発計画に対する総体評価会議を行い、今年同プラントに対する「総点検」を実施することを決議した。環保署は「六軽が操業以来10年間で社会、経済、環境、健康の面で市民に対して引き起こした影響、問題に関する説明を行うため」と説明した。27日付自由時報が報じた。

 「総点検」は専門家、政府代表、台プラが参加して▽同プラントの国家への貢献▽石化サプライチェーン▽大気の品質▽揮発性有機化合物(VOCs)による汚染状況▽疫学▽地下水汚染──の6項目について実施される。

 これに対し台プラは「環保署の要求を回避することはできない。多くの状況を明らかにし、市民に同プラントに対する理解を深めてもらう必要がある」と、受け入れる考えを示した。台プラ第6ナフサ分解プラントは昨年、周辺住民の発がん率が高まったとのスクープが自由時報によって報じられていた。