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作成日：2010年1月27日_記事番号：T00020637
トレンドマイクロのＲ＆Ｄ要員、アジアで400人補充
インターネットセキュリティ対策ソフト大手の趨勢科技（トレンドマイクロ）は、クラウド・コンピューティング分野の発展および事業の拡大を見据え、今年、アジア・太平洋地域で研究開発（Ｒ＆Ｄ）要員400人を補充すると表明した。このうち台北のＲ＆Ｄセンターで20％増となる200人、中国で25％増となる100人を追加する予定だ。また、年内にインドにＲ＆Ｄセンターを１カ所追加、ベトナムに現地通信会社と合弁で支社を設立する予定だ。27日付工商時報が報じた。
トレンドマイクロの張偉欽・大中華区業務執行副総経理は、「クラウド時代が到来すれば企業のデータは『雲（外部のサーバー）』の上に置かれることになり、ウイルス対策のみならず、資料の暗号化などデータ転送過程全体における安全を顧客に提供する必要が出てくる」と語り、今後は買収・合併などを通じ製品や技術の強化を図る考えも示した。
なお張副総経理は今年の業績について、「台湾での売上高は２割成長、当社全体では2008年の10億米ドルから12年に20億米ドルを超えることも可能だ」と期待感を示した。
