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古河電工、超衆科技を特許侵害で提訴


ニュース 電子 作成日:2010年1月27日_記事番号:T00020639

古河電工、超衆科技を特許侵害で提訴

 
 古河電気工業は25日、台湾子会社の古河国際を通じ、超衆科技(CCI)のノートパソコン用散熱モジュールが同社のヒートパイプに関する特許を侵害しているとして、製造・販売の差し止めを求める訴えを知的財産裁判所(智慧財産法院)に提出した。古河国際の守屋信雄総経理は26日、「2億米ドルの和解金を提示しているが、今後和解協議と裁判の経過を見つつ、損害賠償請求についても検討する」と語った。27日付工商時報が伝えた。

 守屋総経理によると、超衆が中国の昆山工場で製造した散熱モジュールに、同社が台湾で特許を取得している「ヒートパイプおよびその加工方法」の技術が使われていることが、調査により昨年末までに確認されたという。

 これに対し超衆は、「当社は独自特許技術を使用している」と反論。裁判の経過を見守る方針を示した。なお、訴えの対象となった製品は薄型ノートPC用として台湾系受託メーカーへ出荷され、昨年6月に出荷を終了しているという。