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陳水扁前総統の長男、高雄市議選に出馬か


ニュース 政治 作成日:2010年1月28日_記事番号:T00020648

陳水扁前総統の長男、高雄市議選に出馬か

 
 陳水扁前総統の長男で、一家のマネーロンダリング(資金洗浄)事件の裁判で係争中の陳致中氏が、政界進出を計画しているもようだ。台湾大学法律系出身の陳氏は現在、民進党高雄支党部で市民の法律相談を受けているが27日、「選挙への参加も一つのサービスの手段」と発言し、選挙に立候補する可能性を初めて示唆した。28日付蘋果日報などが報じた。 

 陳氏は今年末の直轄市長選挙と同時に行われる各市の市議会議員選挙で、高雄市三民区や鼓山区からの立候補が早くも取り沙汰されている。立候補した場合、「民進党陣営支持層から多かれ少なかれ票を集める」(陳美雅・国民党高雄市議)や「高い知名度があり立法委員選に出馬しても当選の可能性がある」(蘇煥智台南県長)など、一定の得票が望めるという見方が出ている。

 一方で、民進党陣営内からも「陳前総統の事件で明確な説明を行わない限り政治に参画する資格はない」「支持されているのは父親であって息子ではない」など、疑問を投げ掛ける声も上がっている。

 陳氏はマネーロンダリングで中心的な役割を果たしたとして昨年9月、懲役2年6月の一審判決を受けたが、判決が重過ぎるとして上訴した。