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ECFAの上半期締結、「非常に困難」=林経済部次長


ニュース その他分野 作成日:2010年1月28日_記事番号:T00020653

ECFAの上半期締結、「非常に困難」=林経済部次長

  
 26日に正式交渉がスタートした中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)について林聖忠経済部次長は27日、「次回の中台民間トップ会談(第5回江陳会)が開催される5~6月に締結したいが非常に困難だ」と発言した。初回交渉では、中国農産品の市場開放拡大を拒む台湾と、中国産品に対し差別的扱いをしないよう求めた中国の間で意見が対立したと伝えられている。28日付工商時報などが報じた。
 
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記者会見に臨む高副董事長。第2回ECFA交渉は春節(旧正月)前に台北で開かれる見通しだ(27日=中央社)
 
 27日は交渉地の北京から帰台した交渉団代表の高孔廉・海峡交流基金会(海基会)副董事長らが、行政院大陸委員会に交渉結果を報告した。高副董事長は記者会見で、中国産農産品の市場開放拡大は絶対に行わないとの原則的立場を強調した。

 一方、中国は楊毅・国務院台湾事務弁公室報道官が27日の記者会見で、「ECFAの原則は平等互恵、相互開放でなければならない。この原則の下、大陸(中国)は台湾側の合理的な要求を十分考慮するし、台湾同胞の実質的利益をできる限り重んじる」と発言した。