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マースク高雄港撤退、長栄が埠頭引き継ぎ


ニュース 運輸 作成日:2010年1月28日_記事番号:T00020656

マースク高雄港撤退、長栄が埠頭引き継ぎ

 
 デンマークの海運大手、モラー・マースクはこのほど、高雄港の第5コンテナターミナルの埠頭(ふとう)2カ所の使用契約を延長しないことを決め、28日にも従業員に通知することが分かった。同日付経済日報が伝えた。

 埠頭2カ所の使用契約は5月6日に切れる。マースクは昨年5月にも高雄港第5コンテナターミナルの埠頭1カ所から撤退していた。マースクは高雄港からの撤退後も韓国の韓進海運にコンテナ取り扱い業務を委託する方針だ。

 高雄港務局はこれを機に海運各社の使用埠頭を調整する。マースクが撤退する埠頭2カ所は最終的に長栄海運(エバーグリーン・マリン)が引き継ぐ。

 長栄海運は現在使用している第4コンテナターミナルの埠頭3カ所の浚渫(しゅんせつ)作業が完了するのを待って、韓進海運と使用埠頭の交換を行う。長栄海運は第5コンテナターミナルの全埠頭を獲得し、高雄港で使用する埠頭6カ所の場所を集中できるため、年間10億台湾元(約28億円)近いコスト削減につながるとみられる。